こんな症状ありませんか?
- 皮膚の表面がざらざらしている
- かゆみや痛みがある
- 水疱（すいほう）や皮膚の丘疹（きゅうしん）、赤みが出る
- 化粧品をかえてから痒みが出てきた
- 毛染めしてから、頭皮や髪のはえ際が赤くガサガサしている
接触皮膚炎とは？
なんらかの刺激物質や、アレルギーの原因物質が皮膚に接触することによって生じる湿疹性の変化です。紅斑やぶつぶつした皮疹、水ぶくれなどができます。慢性化すると厚くごわごわした皮膚（苔癬化：たいせんか）になっていきます。
接触性皮膚炎の種類
刺激性接触皮膚炎
酸やアルカリなどの化学物質や、灯油やガソリン、有機溶剤など皮膚を刺激する物質が皮膚につくことによって起こる接触皮膚炎です。アレルギー体質は関係なく誰にでも起こります。
アレルギー性接触皮膚炎
アレルギーを引き起こす物質が皮膚に触れることによって起こる皮膚炎です。
特定の物質にふれた後に、紫外線が当たることでアレルギー反応が生じる、光接触皮膚炎もあります。
治療方法
皮膚の炎症やかゆみを抑えるためには、ステロイドの塗り薬や、抗ヒスタミン作用のある内服薬を服用します。
繰り返さないためには、皮膚炎を引き起こす原因を特定し、遠ざけることが基本となります。原因精査のため、発症時の状況確認や日常生活の振り返りなどを行います。
必要に応じて、パッチテストを行うこともあります。